歯科治療で注意が必要なアレルギー
- 2025年5月19日
- 虫歯治療・小児歯科
こんにちは 🙂
名古屋市西区の鶴舞線浄心駅2番出口すぐの歯医者、名古屋ビアンカ歯科・矯正歯科 浄心院です。
歯科治療では様々な材料や薬品、器具を使用するためまれに患者さんの体質に合わないものもあります。
そこで今回は歯科治療で特に多く見られるアレルギーについて解説していきます。
アレルギーに注意が必要なくすり
虫歯の治療等で使用される麻酔薬・キシロカインを使用するとアレルギーが起こることがあります。
キシロカインアレルギーがある患者さんには麻酔薬の使用の際、特に注意が必要になりますので以前歯科麻酔で体調を崩したことがある方は必ず事前の問診票に記載するようにしましょう。
また、アレルギーは既往がなくても突然症状が出ることがあります。麻酔中や麻酔後に気分が悪くなったらすぐに歯科医師に伝えるようにしましょう。
歯科診療で使用頻度の高い抗菌薬や鎮痛薬でもアレルギーが出ることがあります。
例えば、ペニシリンアレルギーがある患者さんではペニシリン系(サワシリンなど)の抗菌薬や同系統のセフェム系(フロモックスなど)、カルバペネム系(オラペネムなど)も避けます。
別系統のマクロライド系(クラリスなど)やニューキノロン系(クラビットなど)抗菌薬を処方するなど対策が必要になるため、薬のアレルギーは問診票に忘れずに記載するとともにお薬手帳も持参するようにしましょう。
ラテックスアレルギー
歯科診療では、医療用手袋やラバーダムなどの医療用品に使用されているラテックスに対するアレルギーが問題となることがあります。
ラテックスアレルギーはⅠ(即時)型アレルギーのため、接触すると即時にアレルギー反応として皮膚の発赤やかゆみなどが起こります。
バナナ、アボカド、キウイ、シラカンバなどへのアレルギーがあるとラテックスアレルギーを起こす心配があるため、問診票に忘れずに記載するようにしましょう。
金属アレルギー
歯科用金属として使用されるニッケル、コバルト、クロム、パラジウムなどでアレルギーが出ることがあります。
金属イオンと口腔内の細菌成分が金属アレルギーの発症に関与している可能性があるという研究報告があるため、口腔内の管理が重要となります。イオン化した金属が体内に取り込まれることで、口の中の粘膜が荒れたり、そこから離れた腕や足の裏などにも湿疹や蕁麻疹などの症状が現れることがあります。
歯科診療で気をつけるポイント
アレルギーへの対応は歯科診療前の問診が非常に重要となります。アレルギーの既往のある患者さんは治療開始前に歯科医師に伝えましょう。また、金属アレルギーはⅣ(遅延)型アレルギーのため、歯科治療時に症状が出ることはありません。治療で金属の補綴物をセットした場合などは、次回の診療前の問診の際に体調や症状の変化を伝えるようにしましょう。
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