歯がキーンとしみたら
- 2022年12月26日
- 虫歯治療・小児歯科
こんにちは 🙂
名古屋市西区の鶴舞線浄心駅2番出口目の前、名古屋ビアンカ歯科・矯正歯科 浄心院です。
皆さんは冷たい飲み物やアイスを食べた時、歯磨きをしているときなどに、歯がキーンとしみたり痛んだりすることはありませんか?その症状、ひょっとすると知覚過敏かもしれません。
今回は知覚過敏の症状や原因、予防方法などについてお話します。
目次
・知覚過敏とは?
- 知覚過敏とは?
- 知覚過敏の症状
- 知覚過敏の原因
・知覚過敏を放置すると。。
・知覚過敏の治療方法
・知覚過敏の予防方法
・まとめ
知覚過敏(ちかくかびん)とは?
知覚過敏とはどんな状態か?
いわゆる知覚過敏とは{象牙質知覚過敏症}という病気のことをいいます。何らかの原因によって歯の神経に刺激が伝わりやすくなり、冷水がしみるといった症状が現れた状態です。
本来であれば歯の表面はエナメル質という神経のない硬い物質によって覆われているため、外部の刺激に対して痛みを感じることはありません。
しかし、何らかの要因によってエナメル質が無くなると、内側の象牙質という部分が露出してきます。象牙質には細かい管が通っており、外部からの刺激はその管を伝って神経に、そして脳に伝わり、痛みとして現れると考えられています。(動水力学説)
知覚過敏の主な症状
知覚過敏の主な症状には、
- 冷水やアイスなど冷たい食べ物を食べるとキーンとしみる
- 風などがしみる
- 歯磨きをするとしみる
- 歯に響くような痛みある
などがあります。
どの症状も刺激を受けた際だけに生じる一過性の痛みのことが多いです。持続的な痛み、脈打つような痛み、何もしていないのに急に痛みが生じる場合は虫歯など他の原因が考えるので早めの歯科医院の受診をおすすめします。
知覚過敏の原因とは
知覚過敏には以下のような原因が考えられます。まずは原因を確認し、それを除去することが大切です。
①酸蝕症によるもの
酸蝕症は、歯の表面を守っているエナメル質が、食べ物や飲み物、胃液などに含まれる酸によって溶かされることで引き起こされます。特に、炭酸飲料やスポーツドリンク、お酢などを日常的に飲んでいるという方は、慢性的にお口の中が酸性に傾いているため注意が必要です。
②歯頸部の知覚過敏
歯と歯茎の境目のあたり(歯頸部)は、エナメル質が薄く象牙質が外部に触れやすいです。
例えば歯周病などによって歯茎が少し退縮している部分に、強い力での歯磨きや誤った磨き方をすると、歯の歯頸部はくさび状に摩耗し象牙質が現れ知覚過敏になってしまいます。
また根面う歯(歯の根に生じる虫歯のこと)を併発している場合もあり、そういった方は歯科医院での治療が必要になります。
③その他の原因によるエナメル質の消耗
強い歯ぎしりや食いしばりによって歯が揺すられ、負担がかかる歯頚部が②と同じようにくさび状に欠けることが原因で知覚過敏が生じる状態です。
稀ですが、かみ合わせや切端部分のエナメル質がすり減り、知覚過敏になることもあります。
知覚過敏を放置するとどうなるのか
知覚過敏が進行・悪化すると、呼吸をするだけで痛みが生じたり、歯ブラシで歯を軽く触れただけで強い痛みを感じるようになります。痛みを避けるために歯磨きを怠ってしまうと、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
また、知覚過敏の痛みなのか、虫歯の痛みなのか、自分で判断することはなかなか困難です。
虫歯も知覚過敏も、初期の段階で対処するのが大切ですので、痛みや違和感を覚えた時点で歯科医院への来院をおすすめします。
知覚過敏の治療方法
軽度であれば、唾液や歯磨き粉に含まれる成分によって、自然に痛みが落ち着くこともあります。
酸蝕症が原因の場合、歯が溶けて穴が空いた部位には詰め物をします。それでも症状が改善しない場合は、神経を抜くことになります。また、酸蝕によって歯の形が大きく損なわれている場合は、審美的な改善のために被せ物をする必要があります。
原因の②③によって引き起こされたくさび状欠損が原因の場合も、基本的には同様の処置を行っていきます。軽度の場合は塗り薬やコーティング剤で経過を診ます。
くさび状の欠けが大きい場合は詰め物をする必要があり、それでも症状の改善がなければ神経を取る必要があります。
神経を取り除いてしまうと歯が折れやすくなってしまいますので、そうなる前に早期に治療することが望ましいです。
また、原因の③のように歯ぎしりや食いしばりといった無意識の習癖が原因の場合は、根本的な原因を取り除くことが難しいため、睡眠中にマウスピースを装着して歯の表面を保護することが必要になります。
知覚過敏の予防方法
虫歯や歯周病の予防のためには歯磨きはとても大切です。しかし、過度な力で磨くといった間違った歯磨きをすると、知覚過敏を招くだけでなく、さらに悪化させてしまうリスクがあります。正しい歯磨き方法を身につけることが大切です。
また、炭酸飲料やジュース、酸性の食べ物などを定期的に摂取すると、エナメル質を溶かす原因になります。間食後はすぐに歯磨きをする、普段の水分補給は水やお茶に切り替えるなど、生活習慣の見直しをすることも大切になります。
まとめ
歯がしみると感じたら、知覚過敏を抑える歯磨き粉や正しい歯磨き方法で予防と改善を心がけましょう。
また、知覚過敏と虫歯の症状の違いを自分で判断するのは難しいため、歯に違和感がある方は早めに歯医者へ相談しましょう。
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