口腔ケア時の姿勢のポイント
- 2024年1月15日
- 歯周病・予防治療
こんにちは 🙂
名古屋市西区の鶴舞線浄心駅2番出口すぐ、名古屋ビアンカ歯科・矯正歯科 浄心院です。
今回はご自身の歯磨きではなく、介護での口腔ケアを行う際の姿勢の整え方とポイントについてのお話です。
ベッド上であっても車椅子上であっても、口腔ケアを行うときに大切なのは誤嚥を起こさせないことです。口腔ケア時には口腔内への刺激により唾液の分泌量が増え、誤嚥のリスクが高まります。
顎が上がり頸部が伸びた状態では、唾液が気管に流入しやすくなるため、顎を引いて頭をやや前屈させた姿勢を保つことが重要です。
ベッド上での姿勢の整え方
・ベッドのリクライニングポイント(マットレスが曲がる位置)と療養者の大腿が曲がる位置を合わせる
*この位置がズレていると、ベッドを起こした時に、身体に圧力やズレ力が加わり褥瘡のリスクが高まる
・上体が足側に滑り落ちないように、ベッドの足上げ機能を用いて膝が軽く曲がる程度に調整する
*足上げ機能がないベッドでは、膝下にタオルや小さなクッションを入れると良い
・ベッドの頭側をゆっくりと30~45°の角度まで上げて、上体を起こす
・療養者の背中にかかっている圧力や衣類のしわを取り除くために、背抜きを行う
・枕やクッションを使って、療養者の顎の下に握りこぶしが1つ入る程度に前屈させる
*口腔ケア時は、療養者の顎が上がらないように、お互いの目線が同じ高さになる位置に合わせ、顎を手で軽く押さえながら実施すると良い
車椅子上での姿勢の整え方
・車椅子からずり落ちないように深く座ってもらう
・フットプレートを上げて、足底が床にしっかりと着くようにする
*足を床に着けることで、ずり落ちなど姿勢の崩れを防ぐことが出来る。足が床につかない時は、足台で高さを調整するか、フットプレートに足をおいたままでケアを行う
・療養者に顎を引いてもらう
*口腔ケア時は、療養者の顎が上がらないように、お互いの目線が同じ高さになる位置に合わせ、顎を手で軽く押さえながら実施すると良い
ご自身の歯磨きと同じで、療養者の方への歯磨きもちょっとしたことでケアがしやすくなります。
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