スケーリング・ルートプレーニングについて
- 2022年8月1日
- 歯周病・予防治療
こんにちは 🙂
名古屋市西区の鶴舞線浄心駅2番出口目の前、名古屋ビアンカ歯科・矯正歯科 浄心院です。
今回は歯周病に関するお話です。
歯周病はプラークと呼ばれる細菌の塊によって引き起こされる感染症で,歯周組織に起こる疾患のことです。
プラークが唾液中のカルシウムやリンなどの成分と結びつくと石のように固くなり,歯の表面に強く付着し歯石と呼ばれるものになります。この歯石を除去することを,スケーリングもしくはスケーリング・ルートプレーニング(SRP)と言います。
今回はこのスケーリング・ルートプレーニング(SRP)という治療について詳しくお話したいと思います。
スケーリングおよびルートプレーニングは,歯周病の治療のうちでプラークコントロールとともに非常に重要な治療です。
スケーリングとは,歯に付着した歯肉縁上および歯肉縁下の細菌性プラーク,歯石,その他の沈着物を色々なスケーラーと呼ばれる道具を使用して,機械的に除去することです。
スケーリングの目的はこの細菌性プラークが多量に付着してしまう原因を除去し,患者さんご自身が細菌性プラークを除去しやすい環境を作っていくことです。
ルートプレーニングとは,歯根面の細菌やその代謝産物を含んでいる病的な歯質(セメント質)をスケーラーと呼ばれる器具を使って取り除いて,きれいでツルツルしている歯根面を作り,歯肉と歯根面との付着を促す治療です。
スケーリング・ルートプレーニングを行う際には局所麻酔を行い,治療時に痛みを感じない状態で行っていきます。
ただし,治療を行なった後には不快感や痛みを感じられる方もいらっしゃいます。
痛みは一時的なもので,通常2~3時間で軽減,2~3日でほぼ無くなります。
また歯の根に沈着している歯石などを除去すると,治療後に一時的な知覚過敏を起こすことがあります。
これも一時的なものとなり,歯ブラシを含めたプラークコントロールを行うことで,知覚過敏は少しずつなくなっていきます。
歯茎の中にある歯石,細菌性プラークがなくなることで歯肉の炎症が引いてきます。
腫れていた歯茎が引き締まっていくのですが,歯茎が少し下がっていくため,歯が長くなったと感じられる方もいらっしゃいます。
しかし、その状態が今の健康な歯茎ですので、その状態を維持できるように日々の歯磨きを行っていく必要があります。
当院は、
どんな些細なことでもご相談いただけるような、
地域密着のクリニックをめざしていますので、
少しでも歯に関するお悩みがあれば、お気軽にお越しください。
水曜以外は毎日診療しております。
名古屋ビアンカ歯科・矯正歯科 浄心院
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