高血圧症の方が歯科治療時に気をつけたいこと
- 2024年7月1日
- 歯周病・予防治療
こんにちは 🙂
名古屋市西区の鶴舞線浄心駅2番出口すぐの歯医者、名古屋ビアンカ歯科・矯正歯科 浄心院です。
今回は高血圧症の治療中の方が、歯科治療を受ける際に気をつけたいポイントについていくつかお話します。
服用している高血圧症の薬の種類、血圧のコントロール状況によっても歯科治療で注意すべきポイントは違います。
ACE阻害薬を服用中の人はむせやすい
ACE阻害薬の副作用に「むせ」があるので、治療時には注意が必要になります。
こまめにうがいをしたり、吸引をしっかりする、姿勢を水平ではなく30度程度上半身をあげるようにすると楽に治療できるため、服用中の方は歯科医院にお伝え下さい。
カルシウム拮抗薬で生じる歯肉増殖症
カルシウム拮抗薬を服用中の人では、薬剤誘発性歯肉増殖症を発症することがあります。重症になると歯が歯茎に埋没したり、移動したりしてしまうこともあります。これは原因となる薬の服用をやめれば治まります。
歯垢が多いと重症化しやすいので、定期的な歯科検診と正しい歯磨きが重要になります。
局所麻酔薬を使用する際の注意点
歯科治療時に使用される事が多い歯科用キシロカインカートリッジには、アドレナリンが含まれているため高血圧症の人に影響を及ぼすことがあります。添付文書では「原則禁忌」となっています。
血圧がコントロールできていれば問題ないことが多いのですが、薬を飲んでいても血圧コントロールが不良の人では血圧を上げることがあります。
そのため普段飲んでいる血圧の薬や普段の血圧の数値はできるだけ正確に歯科医師にお伝えいただければと思います。
麻酔薬よりも注意が必要な内因性アドレナリン
実は、麻酔薬に含まれているアドレナリンよりも、不安や痛みによって患者さんの体内に生じる内因性アドレナリンに注意が必要です。
麻酔薬よりも数百倍の量になるといわれています。私たちの身体はストレスを感じると、アドレナリンが分泌されて血圧の上昇や心拍数の増加、発汗などが促進されます。
そこで歯科治療の際はリラックスが必要になります。
過度に緊張しているときや痛みに極端に弱い方は遠慮なくお声がけください。
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