入れ歯の悩みの原因と対策
- 2023年5月16日
- 入れ歯・ブリッジ
こんにちは 🙂
名古屋市西区の鶴舞線浄心駅2番出口目の前、名古屋ビアンカ歯科・矯正歯科 浄心院です。
入れ歯を使用していると、痛みを感じたり臭いが気になったり、というようなことはありませんか?
今回は入れ歯を使用している方によくある悩みの、その原因と対策をお話します。
悩み1:入れ歯が痛い
入れ歯の装着による痛みの原因
入れ歯を使用している方は高齢者が多く、入れ歯を乗せて支えるための土手である「顎堤(がくてい)」が退縮してしまっている事が多いです。
その場合、入れ歯の安定が悪くなります。
入れ歯が安定しないまま使用すると、噛むときの圧力を支えきれず、強い負荷がかかる部位に痛みを感じたり、歯茎に傷がついてしまったりと、痛みを発症する原因になります。
解決策
新しい入れ歯の適合が悪い場合、ほとんどの痛みは1週間以内に生じることがほとんどです。初めての入れ歯装着後は、調整のための検診は必ず行くようにしましょう。
また、健診前であっても痛みがひどい場合は、我慢しないで古い入れ歯を使用していただくか、早めに受診するようにしましょう。
痛みのある入れ歯を無理に使用すると、大きな傷ができたり、症状が悪化してしまうこともあります。
早めに受診し、痛みの原因である義歯の調整や傷の治療をしてもらいましょう。
また、入れ歯自体の清掃を怠ると、細菌が繁殖して痛みや臭いの原因になります。毎日の清掃もきちんと行うようにしましょう 😀
悩み2:入れ歯が外れる
入れ歯がよく外れてしまう原因
以前はピッタリだった入れ歯が外れやすくなってきた場合は、噛みぐせや歯茎が痩せるなどのお口の状態変化が原因である可能性があります。
また、部分入れ歯が外れやすい場合には、固定するためのバネ(クラスプ)が徐々に緩み、外れやすくなっている可能性が高いです。
解決策
入れ歯を作成したら、定期的にお口に合っているか確認して調整を行います。ご自身で無理に対処せず、かかりつけの歯科医院で入れ歯の調整を行いましょう。
噛み合わせやお口の粘膜の状態を確認し、まずは既存の入れ歯を調整することで修正可能かどうか試みます。
必要に応じて、すり減った材料を追加したり、部分入れ歯であればクラスプを締めたり、数を増やしたりして、安定をはかります。
調整で済めばよいですが、長期間合わないまま使用されていた場合は調整では難しく、新製が必要になる場合もあります。
悩み3:入れ歯をすると話しにくい
入れ歯をすると話しにくくなる原因
入れ歯を装着すると歯茎全体や残っている歯の周りまで入れ歯で覆われることがよくあります。
入れ歯によりお口の中の空間が変化することから、発音の際に大切な「共鳴腔(きょうめいくう)」が狭くなります。 同時に、発音時の舌の接触点が変わることから、発音しにくくなる・滑舌が悪くなる方がよくいらっしゃいます。
解決策
入れ歯の歯茎を覆う部分は厚すぎても違和感が出ますが、薄すぎると壊れやすくなる難しい部分であるため、実際に患者さんのお口に入れてみないと適合具合が分かりません。
そこで、初めて装着する日に歯科医師が細かく確認しながら調整を行います。
また、発音に関しては慣れの部分も多く関与します。一度使用しただけでは、なかなかうまく話せないことが多いです。
痛みがなければ、根気よく使用し発音の練習をすることが大切です 😮
悩み4:入れ歯で食事がしにくい
入れ歯をすると噛みづらく、食事がとりにくい原因
天然歯の場合は、顎と歯が直接つながっているため、力が直接伝わります。しかし入れ歯は、歯ぐきの上に乗っているだけなので、噛む力は天然歯のときと比べて3分の1程度に減ってしまい、お肉やおせんべいなど硬いものが食べ辛くなります。
また、総入れ歯の場合には、お口全体が入れ歯に覆われてしまいます。
食事の美味しさを感じるポイントは、舌で感じる味覚だけでなく、口内で感じる温度も重要です。そのため入れ歯で口腔内を覆われた結果、料理の熱がうまく感じ取れず、食事を美味しいと感じにくくなる事があります。
解決策
新しい入れ歯は、慣れるまでに時間を要しますので、まずはしばらく使って様子をみましょう。
自費で入れ歯を作るのであれば、素材を選ぶことができます。上あごの部分だけ金属でできている、金属床の入れ歯であれば、熱伝導率が良く味覚を損ないにくいと言われています。
入れ歯を作成する際は、素材やデザインについてよく相談しましょう。
悩み5:入れ歯が臭い
入れ歯の臭いの原因
入れ歯を使用していると臭いが気になる、というお悩みをよく聞きます。臭いの原因は、入れ歯に歯垢などの汚れが残っている場合に起こります。
もしも、「入れ歯をよく磨いているのに臭いが気になる」という場合は、長期間の使用により入れ歯の表面に細かい傷が入ってしまっている事が多いです。その細かな傷に汚れが沈着しやすいため、清掃しても臭いの元が取り切れないのです。
解決策
入れ歯を作った場合には、毎日のこまめなお掃除を欠かさないようにしましょう。そして、2、3日に1度は入れ歯洗浄剤などを利用して、清潔感を保つようにしてください。
まとめ
入れ歯はお口の中に人工的な装置を入れるため、初めから違和感が全く無いという人は、ほとんどいません。
しかし、その違和感や痛みを我慢し過ぎるのも、症状を悪化させてしまうことに繋がるので注意が必要です。
入れ歯を作成したらしっかりと調整に通うだけでなく、定期的に検診に行って初期の適合不良を早めに解決するようにしましょう。
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